企業ブランディング向上の好事例(国内)
■コンテンツを利用した企業ブランディング向上の好事例(国内編)
近年では、日本でもコンテンツを利用した企業ブランディングが積極的に行われるようになっています。
企業価値を高めるためには、黙々と商品やサービスをリリースするだけでは、どれだけの価値を提供していたとしても物足りません。情報があふれる現代社会だからこそ、人々にその価値を深く理解し、愛着を持ってもらえるようコンテンツマーケティングなどを通してブランディング強化に取り組む必要があります。
- オムロン
ヘルスケア製品で有名なオムロンは、近年世界に向けた企業ブランディングに力を入れており、2015年には企業ブランドのイメージをステークホルダーに浸透させる「人間は、もっとやれる」キャンペーンを実施しました。創業者である立石一真氏の「われわれの働きでわれわれの生活を向上しよりよい社会をつくりましょう」という理念に基づき、オムロンの姿勢を国内外に発信することを目的としています。また、各カンパニーが独自に所有していた広報機能を本部に集約し、コーポレート・コミュニケーション部を新設し、一貫性のあるメッセージを発信。これにより、2018年にはブランドコンサルティング大手のアメリカ企業が発表した「グローバルブランド価値ランキング」の日本企業部門において39位にランクインし、海外でのブランド認知度をアップさせることに成功したのです。
https://innova-jp.com/branding-technique/
- 任天堂
日本を代表するゲーム会社である任天堂は、「任天堂に関わるすべての人を笑顔にする活動」として積極的にCSR活動に取り組んでいます。中でも注目すべきなのがペット関連の取り組みで、保護動物を引き取りたいという人たちに、ニンテンドー3DSソフト「nintendogs+cats」というペット育成ゲームを1週間プレイしてもらい、ペット育成の疑似体験をしてもらうというものです。動物保護団体と連携してこのような取り組みを行うことで、責任をもってペットを引き取り世話することの大切さを伝えています。
http://jobhobby.jp/society/1739.html
- ディー・エヌ・エー
大手Webサービス企業のディー・エヌ・エーでは、「フルスイング」と題する大規模な人事プロジェクトの一環として、求職者への情報発信のためのオウンドメディアを立ち上げました。社員インタビューや人事制度の紹介をはじめ、企業の魅力を定期的に発信することでハイポテンシャルな人材を惹きつけています。採用面接では「フルスイングを見ました」という声が増えており、SNSでも拡散されて非常に好意的な反応を得られています。
https://www.dodadsj.com/content/180627_dena_fullswing/
企業価値を高めるためには、黙々と商品やサービスをリリースするだけでは、どれだけの価値を提供していたとしても物足りません。情報があふれる現代社会だからこそ、人々にその価値を深く理解し、愛着を持ってもらえるようコンテンツマーケティングなどを通してブランディング強化に取り組む必要があるのです。