集客コンテンツにおけるトレンド

集客コンテンツにおけるトレンド

2019.09.02defacto02

  • 成功事例

デジタルマーケティングの一環として、集客用のコンテンツを制作している企業や、今後制作を検討している会社は少なくないでしょう。しかし一方で、広告は水物でもあり、その効果のほどが具体的に読めず、導入に対して足踏みをしてしまっている人も多いのではないでしょうか。

今回は、集客用コンテンツに成功した実例を紹介し、その方法やもたらされた効果について解説していきます。

 

  • BtoBの成功事例(国内)

<社名:日本電気株式会社>

実施内容:自社サイトWISDOMの制作

目的:ユーザーとの接点の少なさに課題を感じ、見込み顧客を効果的に取り込むことを目的に実施

運用と効果:WISDOMはビジネスポータルサイトとして、国内外のビジネスシーンにおけるさまざまなトピックスを紹介。中でも、歴史からビジネスのヒントを学ぶ「歴史の変革者たち」や、アメリカのトレンド情報を紹介する「米国発、ITトレンド」が人気シリーズとなり、メールマガジン購読者数は70万人を突破、メディア換算効果も数億円と言われている

https://innova-jp.com/201611-content-marketing-cases/

<社名:株式会社テリロジー>

実施内容:自社サイトに記事コンテンツを導入

目的:マーケティングの主な施策だった広告や展示会の効果が芳しくなく、オウンドメディアの強化を狙い実施

運用と効果:これまで企業紹介が主なコンテンツとなっていた自社サイトに、市場のトレンドや新たな技術に関するトピックスを載せた記事コンテンツを掲載し、問い合わせ数を以前の3倍に増やすことに成功

 

  • BtoBの成功事例(海外)

<社名:Hubspot>

実施内容:自社サイトにブログやホワイトペーパーを掲載

目的:自社が提唱するインバウンドマーケティングの有効性を証明するために実施

運用と効果:Hubspotは、インバウンドマーケティングと、それらを実践するためのインラインサービスを提供する企業。自社サイト内にブログ記事や業界や事業の研究を行ったホワイトペーパー、そしてWeb上で行うセミナー「ウェビナー」などを行い、集客を実施。結果、顧客1,400社を達成。また、見込み顧客のうちWeb経由の割合を75%とすることに成功。

https://innova-jp.com/201611-content-marketing-cases/

<社名:SAP>

実施内容:自社製品を宣伝しないブログ記事を掲載

目的:見込み顧客の取り逃しを防ぐため、クライアントとなる経営者やビジネスパーソンを自社サイトのファンにすることを目標として実施

運用と効果:あえて自社製品には触れないトレンド記事を制作することで、コアなファンを獲得することに成功。月間 40万PV、開始2ヶ月で立ち上げ費用の6倍の売上を達成しました。

 

  • BtoC成功事例

<社名:株式会社クールミント>

実施内容:ECサイト「babytopia」の運営

目的:リスティングやSNS広告の効果性が芳しくなく、更なる顧客開拓のためにオウンドメディアを新設。

運用と効果:週3本のペースで育児中の人が読みたくなる記事を掲載。記事掲載前に比べてユニークユーザー数 10倍、PV数 4倍を達成。また売上だけでなく、注目のECサイトとして育児雑誌やファッション雑誌でも取り上げられることが増え、自社のブランド確立にも貢献した。

https://innova-jp.com/201611-content-marketing-cases/

 

  • 集客用コンテンツの制作は、マーケティングの基本になりつつある

今回紹介した集客用コンテンツの制作における成功事例はほんの一部に過ぎません。チラシや展示会といった、これまで高い効果を期待できていたマーケティング手法に陰りが見え始めた昨今、集客用コンテンツを筆頭とするデジタルマーケティングは、ますますその効果を高めていくのは間違いないでしょう。

 

 

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