集客コンテンツにおけるトレンド〜その2〜
■コンテンツの設計
集客用コンテンツはニーズが高く非常に重要なものですが、ただやみくもに作成していては効果につなげることができないでしょう。ユーザーがコンテンツを読んだ時に、次の行動に導くことができなければ、コストをかけて作成する意味がないのです。そのため、思いついたネタを手あたり次第書くのではなく、大きな枠組みでコンテンツをとらえて総合的に設計を作り出すことが大切になります。
1、コンテンツの目的と導きたい結果を考える
効果的なコンテンツを設計するためには、目的と導きたい結果を考えることからはじめましょう。見込み顧客となるユーザーは何に悩み、どういった情報を欲しているのかを検討すれば、どのような目的を持ったコンテンツを作成する必要があるかが見えてくるはずです。
(例)
目的:商品・サービスをPRする
結果:商品・サービスを認知してもらい、購入してもらう
目的:ユーザーの疑問を解決する
結果:企業へのエンゲージメントを高める
目的:話題のトピックスを紹介する
結果:サイト来訪頻度を向上させる
目的:検索からの流入数を上げる
結果:企業や商品・サービスを認知してもらう
このように、企業の利益につながる目的と結果をもったコンテンツを洗い出し、総合的に設計していきます。そうすることで、今後作成すべきコンテンツの方向性が明確になり、効率的に進めていくことが可能になります。
2、目的に応じたコンテンツを作成する
コンテンツは目的によってネタや書き方を工夫することで、よりユーザーのインサイトを刺激することができます。
例えば、商品・サービスをPRするコンテンツなら、企業のブランディングにも効果的であるため、商品の比較記事やメリットを訴求するレポート記事にするとよいでしょう。企業へのエンゲージメントを高めるコンテンツは、このサイトを見ると知りたいことが何でも書いてあると感じてもらえるように、やさしく分かりやすい言葉でユーザーの疑問に寄り添います。サイト来訪頻度を上げるための話題のトピックス紹介記事は、とくにSNSとの親和性が高いはずです。検索からの流入数を向上させる記事は、SEOを意識した辞書コンテンツなどがいいかもしれません。
さらに、ターゲットとなるユーザーや企業のカラーによってコンテンツのテイストを調整していくべきです。どのようなネタやライティング手法が適切かを事前に検討することで、各コンテンツの軸やトーンがしっかりと定まっていくでしょう。
3、コンテンツの優先度をつける
コンテンツ全体の設計が完了したら、目的や導きたい結果ごとに優先度をつけていきます。潤沢な予算や人員があれば問題はありませんが、コンテンツ作成は時間と手間、お金がかかるものなので、全てを一度にやりきることが中々難しいものです。そのため、本当に必要なコンテンツを検討し、優先的に効果を上げたいものから作成していくとよいでしょう。

