社長メッセージ
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社長メッセージの役割
企業HPや採用活動等に使う会社案内など、企業のブランディングを目的とする資料の中の一コンテンツとして、必ずと言って良いほど掲載されるのが「社長メッセージ」です。いわばお約束としてのコンテンツでもあることから、この部分には特に注力していない、毎回同じような文章を少し変えるだけで対応している、という人も少なくないのではないでしょうか。
しかし、社名が日本中に知れ渡っている大企業ならまだしも、これからさらなる認知度向上を目指す中小零細企業においては、この社長メッセージも重要なブランディングの場として活用していかなければなりません。
本来、企業の社長というものはどこか特別な存在であり、一般のユーザーはもちろん、クライアント企業の社員であっても、直接交流する機会はなかなか持てるものでありません。それなりに規模の大きな会社になってくると、自社の社員から「社長と話したことがない」「社長の顔を知らない」という声が上がってくることも。
こうした不透明性を取り除き、社長自身の人柄や想いを伝えるためのツールが、この社長メッセージの本質的な役割なのです。
中小零細企業の場合、企業=社長であることがほとんどであり、社長メッセージは会社の方向性や社会的意義を示すものと言っても過言ではありません。社長として何を考えているのか、今後の事業展開をどのように計画しているのか、こういった情報を社長メッセージとして提供していくことは、そのまま企業PRとしての役割を果たし、社外への認知度向上、採用時などにおける求心力向上、果ては社内の組織力向上など、さまざまな効果を期待することができるのです。