企業ブランディング向上の好事例(海外編)

企業ブランディング向上の好事例(海外編)

2019.09.17defacto02

■コンテンツを利用した企業ブランディング向上の好事例(海外)

マーケティング先進国であるアメリカを中心に、海外ではブランディングを目的としたコンテンツ制作で様々な実績が残されています。

企業や経営者が主導してコンテンツマーケティングやCSR活動などに取り組むことで、企業への信頼感が増しブランディングが強化されています。

 

  • アメリカ:com

アメリカで個人向け資産管理Webサービスを提供するMint.comは、会社設立当初に広告予算を確保できなかったことから、創業者たちで連載ブログ記事の執筆をはじめました。「なぜクレジットカードを使うのか」「財布の中に何が入っているのか」など、資産運用やお金に関心のある人が興味を持つテーマのコンテンツを蓄積し、ターゲット間での認知度を高めていったのです。消去法的に取り組み始めた施策であったものの、一定の効果を見せたことからコンテンツブランディングをマーケティング戦略の中核に据えることにしたMint.comは、個人の資産管理に関するユニークで多岐に渡るコンテンツを制作し続けました。また、品質を向上するために制作・編集体制を整備し、コンテンツ制作のスケーラビリティも高めました。その結果、サービスリリースから2年後には150万人もの会員を獲得し、同業界の大企業であるInuitに1億7000万ドルで買収されるまでになったのです。

 

  • イギリス:Has Been Coffee

イギリスのコーヒーブランドHas Been Coffeeは、世界各地のコーヒー豆をオンライン購入できるサービスが人気を博しています。認知度とエンゲージメントを高めるために運営されているYouTube動画コンテンツ「In My Mug」では、1つの動画で1つのコーヒー豆を紹介し、産地情報や適切な淹れ方について紹介。創業者のStephen Leighton氏が自身で動画を配信し、商品のストーリーを解説していることもあり、サービスのブランド力向上に大きく寄与しています。

https://www.leadplus.net/blog/casestudy-of-contents-marketing.html#close-modal

 

  • 欧米:LinkedIn

欧米で主流のキャリア専用SNSを提供するLinkedInでは、CSRの取り組みの一環として「Welcome Talent Initiative」という活動を行っています。具体的には、難民たちのキャリア開発や就職サポートを、NPO団体や政府、民間企業と連携して進めており、難民を積極的に受け入れている企業を検索することができる機能をリリースしています。難民の中にはLinkedInの使用経験がない求職者も多いため、使い方に関するトレーニングを行い、プロフィールにスキルが十分反映されるようサポートもしています。

https://blog.btrax.com/jp/social-good-us-corporation/

 

  • Airbnb

宿泊先提供サービスを展開するAirbnbは、低所得層の家庭の子どもが進学を期に引っ越しする際などに、一定期間無料または定額で滞在場所を提供するプロジェクトを実施しています。災害時の緊急避難先や難民の一時滞在先もAirbnbのシステムを利用して提供しており、困っている人々に無料で空き部屋を提供したいホストと避難先を必要とする人々をつないでいます。

https://blog.btrax.com/jp/social-good-us-corporation/

 

 

 

Tweets by defacto_com